たった30gで生まれた未熟児

たった30gで生まれた未熟児
2025年8月14日
久高 ダンテ今まで多くの赤ちゃん猫を
育ててきたが
ここまで体が小さい子は
見たことも聞いたこともない。
妊娠後期だった保護猫が
施設内で出産した姉妹は
たった体重30gで生まれた。

猫は通常80~120gぐらいで生まれるが
この子はその3分の1しかない。
子猫は命がとても儚く
外で生まれる子の半分ぐらいは
死ぬと言われている。
元気な状態で生まれる子でさえ
危険が多いのに
こんな未熟児になると
亡くなるリスクは本当に高い・・

体がとても弱く
母乳を飲む体力さえなかった。
そのままではすぐ亡くなるから
シリンジで子猫用のミルクを補充しながら
一生懸命母猫のサポートを頑張った。
そして、1gずつ体重が増えて
日々体力がついてきた!
その調子で山を乗り越えて
無事に1ヶ月を超えた。

沖縄の真夏に生まれた命。
夏の花のように
太陽に向かって強く育ってほしくて
ヒマワリとアサガオと命名した。
2匹とも美猫で
本当に姉妹の未来が明るい。
