こんな病気見たことない・・公園の猫を救出
こんな病気見たことない・・公園の猫を救出
ダンテ 2022年3月30日
インスタの通知でスマホの画面が光った。
また緊急保護のメッセージが届いていた。
写真を見た時、一瞬目を疑った。
肉球がありえないぐらい
炎症しているサビ猫・・
こんな症状は初めて見た。
火傷?虐待?難病?
分からないが、この子を早く助けないと。
動画では、虫がたくさん
群がっているのが見えて傷口が
もう死体の臭いがするのだろう。
歩く度に激痛だろう・・
すぐ向かってずっと公園で探したが
そのサビ猫はどこにもいなかった。
あぁ、マーベルの世界のようにもし
スーパーパワーが手に入ったら
アイアンマンの強さやスパイダーマンの
素早さじゃなくて、すぐ助けが必要な子を
見つけて安心させるパワーが欲しい。
毎日探し続けたら、餌やりのおばさんに
出会って「あの子はいつも
お墓のとこにいるよ」という
情報をもらって、やっと
見つけることができて!
まだ生きていて本当に良かった!
毛に固まった傷の体液の匂いは
遠くから見ても百匹以上もの虫が
ずっとその子にくっついていた。
なんて可哀想・・
でも、ちゅーるで近づこうとしても
逃げられて、捕獲器を何回仕掛けても
警戒して藪の中で逃げ回っていただけ。
ずっと逃げて、枝や小石を踏んで
足の痛みは想像もできない・・
一旦諦めて、通報者に
もう一回連絡してみた。
その彼氏は、昔からよくご飯を
あげていてサビ猫と信頼関係が
あるから力を借りなくちゃ。
夜に来てもらって、その男性の声で
すぐ藪からさびちゃんが出てきた。
良かった!やっと希望が見えてきた!
警戒しないように、少し離れた場所から
その男性が持ち上げてキャリーに
入れるのを見守った。
暗闇の中から「オッケー!」と
いう声が聞こえてきた。
やった!無事に保護できた!
海の近くの場所だったので
なみちゃんと名付けた。
病院が開いたらすぐ連れて行って
キャリーから出した瞬間
「うわぁー、これはひどい」と
先生が言った。何の病気か
最初は何とも言えなかった。
腫瘍だったら大体1本の足にしかなく
同時に3本の足に現れていることから
形質細胞性足皮膚炎という
珍しい病気で診断された。
ここまでひどい例は世界の殆どの
先生は見たことがないのだろう・・
治るのにかなり時間がかかりそうだが
数ヶ月ステロイドを飲まして
もしよくならなかったら肉球の
炎症している部分を切り取る手術となる。
早く治るように、大型のソフトケージに
毛布をたくさん敷いて介護している。
とっても心細い子ですぐパニックを
起こすので落ち着くように
段ボール箱も置いている。
ナミハウス、可愛くない?
治療の道はとても長く辛いが最後には
痛みのない猫生が待ってるから
今日も頑張ろうね、なみ!
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