慰め合いながら最期まで側に、一生忘れない猫同士の愛
慰め合いながら最期まで側に、一生忘れない猫同士の愛
2023年2月21日
ダンテ去年の12月に顔が半分も皮膚癌で
溶けて水もご飯もない海辺で
弱っている1匹の猫を保護しました。
今まで一人で必死に生きてきた
その強さを尊重して広い海という
意味の「モアナ」と名付けました。
悲しいことに癌はもう治療不可能な
段階まで進んでいましたが
せめて最期まで幸せにしてあげたいと
看取りを頑張りました。
その2週間後、クリスマスの朝に
両目がない猫の通報を受けて
緊急で助けに向かいました。
クリスマスに保護されて
音の世界で生きてきたから
名前はジングルにしました。
猫風邪で両目が破裂したこの子は
寒い中、ずっと同じところに固まり
一人で白血病と腎不全と闘病してました。
モアナと同じく余命はもう短いが
どうか天使になる前に
幸せになってほしかった。
看取り部屋にジングルを移して
キャリーを開けるとモアナが
すぐ挨拶しに入ってくっつきました。
2匹は本当に出会った瞬間から
親友になりました。
お互いに末期の病気の辛さを
わかり合う2匹は毎日たくさん
すりすりしたり、甘えたりして
慰め合っていました。
そしてジングルがもう腎臓病と
闘う元気が無くなった時は
モアナが虹の向こうへと旅立つまで
ずっと側に寄り添って優しく
親友を看取りました。
大切なパートナーを亡くしたお年寄りが
そのすぐ後に亡くなる現象があります。
友情、悲しみ、愛、人間の持つ感情は
全て猫などの動物にもあって
動物の世界にも同じことがあります。
ジングルが天使になったら
今までいつもいっぱいご飯を
食べて元気だったモアナは
自分ももう楽になって天国に
友達に会いに行きたいと
まるで決めたように数日後
虹の向こうへと向かいました・・
二人の特別な絆と愛は一生忘れない。
そしてずっと心の中で生き残る。
涙を流しながらこの文章を書くと
天国で病気のない身体で幸せに
なっている二人の姿が心に浮かびました。
目が治っているジングルを見て
モアナは喜びに溢れる。
「こんなきれいな目があったんだね」
溶けた鼻と口が戻ったモアナを
涙目で眺めるジングルは
「キミ、顔が可愛いね!」と
親友に微笑み返す。
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