事故で顎を失くし、一生懸命生きてきた子猫
事故で顎を失くし、一生懸命生きてきた子猫
ダンテ 2021年6月11日
先日、夜に緊急な保護依頼がインスタに来た。
「どうしていいか分からない子がいます。
弟が事故にあったであろう子猫を病院に
連れて行ったら手術ができない
自力でご飯も食べれない、
連れて帰っても介護が必要。
だとしたら自然界に帰すのがいい
と言われたそうです」
つまり、一人ぼっちで外で
餓死させるがいいということ・・
治療と介護ができないなら栄養失調で
亡くなるまで家で看取るか、自然界に
返して死なせるか、先生にはその二つの
選択肢しかなかったみたいだが
手を全て尽くし最後の最後まで
命を諦めちゃダメ。
そう強く思っている。
早速引き取りに行って、家に連れて
帰ったら思った以上に状態がひどかった。
何んと表現すればいいか分からないぐらい
顎が完全に折れて動かせず喉に
くっついていた。
成猫でもこれは致命傷なのに
よく500gしかない小さな身体で
生きてきた・・・
この子がまだ一生懸命生きようと
頑張っているのに人間が勝手に希望を
捨てて自然界に帰すわけには行かない。
全力を尽くすしかない。
朝一、別の病院に連れて
セカンドオピニオンを求めた。
その状態ではご飯が食べれないが
食べないと死ぬので喉に穴を開けて胃まで
チューブを通さないといけないと
先生が判断した。
小さい子猫は麻酔のリスクが高く
オペ中亡くなる可能性もあるが
他に選択肢はなかったので
「どうしますか?」と聞かれたら
迷わずにできることを全てお願いしますと。
夕方まで、無事にオペが終わって
生きているかどうかの連絡を
緊張しながら待っていました。
そして、やっと携帯が鳴った。
手術は無事に終わったって!!
あーー本当によかった!!
麻酔をかけて口内をよく調べたら、
顎の骨折がひどい上に、口蓋が
破裂していてご飯を食べてもその穴から
鼻から出るようになっていたそうだ。
先生は無事に胃までチューブを通し
破裂を糸で閉じてワイヤーで顎を
適切な場所に固定させてくれた。
粘膜に壊死している部分もあって
もっと成長してからおそらくまた
手術が必要になるということだが
とりあえず命が助かって何より!
交通事故の後は急変する場合が多く
数日は病院に入院させて状態が
安定してから家に連れて帰ることにした
そして、先日は無事に退院できた!
おめでとう、のぞみちゃん!
どうしても生きて欲しいという
強い願いを込めてゆいがつけた名前。
1ヶ月ぐらいはワイヤーを残す必要があり
毎日チューブで療法食を流している。
のぞみちゃんは流石にその違和感と
不自由でうつ状態になっているが
今の山を乗り越えて顎の筋肉が
無事にくっついたら将来自力で
食べれるようになるという希望が
あるから一緒に頑張ろうね、のぞみ!
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