目を失ったクラウド、幸せを手に入れる

ダンテ 2021年5月5日

ある日、顎が割れて左目が
ゴルフボールみたいに膨らんでいる
というひどい状態で道の駅に
現れたクラウド。

スタッフが地域の野良ちゃんをよく
保護しているおばあちゃんに連絡し
その方に保護してもらったが
車の中以外はもう置く場所がないし
高額な治療も必要だということで
次はこちらに保護依頼が来た。

交通事故か虐待か、顎が割れた理由は
先生も何とも言えなかったが
クラウドは猫風邪症状もひどく
目が痒くて爪で掻いてそれで
ばい菌が入ってしまってだんだん
膨らんで悪化した可能性が高い。

悲しいことに保護した時はもう左目が
治療できない段階まで悪化していて
保護したすぐ後に破裂するという
結果になった。

割れた顎で食べるのが痛いのか？
目の違和感が強く全てが嫌に
なっているのか？ずっと食欲ゼロで
1ヶ月も強制給餌を続けて
クラウドの健康状態の改善を頑張った。

眼球摘出の手術が無事に成功したのに
食欲は戻らず、痛み止めも食欲を増す薬も
効果がなく、このままじゃもう一生
食べないんじゃない？と悩み始めた。

そうしたら、ご飯の食べ方を
思い出したようにやっと少しずつ
自力で食べるようになって今ではもう毎日
いっぱいご飯を食べることができている！

クラウドは白血病もちで免疫力が
とても弱いため猫風邪を治すのに
何ヶ月もかかった。

その間に右目も結膜炎となって
盲目になる恐れがあったが
一日中点眼薬で治療を頑張ったら
なんと無事に綺麗な目に戻った！

猫の目の感染は本当に厄介だから
掻いているのを見たら、すぐカラーをして
悪化する前に点眼薬を始めるのが大事。

両目を失わずに済んで本当によかった。
だってクラウドはこんなに目が綺麗だもの！

白血病の子は寿命が短く
他の猫と接触できないため
里親はなかなか見つからないが
せっかく病気が完治したし
今まで辛い思いをたくさんしてきた
にも関わらず人が大好きでクラウドは
いっぱい甘えてくれる家族を心から
楽しみに待っているからどうか
やさしい里親を見つけてあげたい。

もしクラウドのハンデを気にせず
家族として迎えたいという方がいれば
ご連絡ください。

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