大学で弱っていた黒猫、幸運の展開で幸せを掴む

ダンテ 2022年3月9日

駐車場に弱っている野良ちゃんがいて
病院に連れてあげたいけど近づくと
逃げられると、ある大学生から
保護依頼が来た。

写真を見ると状態が悪く見えて
早めに捕まらないと衰弱して
亡くなる可能性が高いから
捕獲しに向かった。

でも、広い駐車場で探し回っても
隠れる場所が多すぎてどこにも猫の
気配がなかった・・

後ろのジャングルで探し始めたら
駐車場から音が聞こえてきた。
もしかしてあの子？！と急いで
戻ったら、あらら・・違う子だった。
元気なサビ猫。桜耳をしていて
お腹パンパン。よかった、誰かが
お世話していてきっといっぱい餌を
もらっているでしょう。

そして、もう少し探し続けたら
やっと黒猫を見つけた！
やった！

毛が茶色になっているのは、可哀想に
おそらく栄養失調が原因。
先生の話によると黒い毛を作るには
フェニルアラニンとチロシンと言った
アミノ酸が必要で栄養状態が
悪い野良ちゃんはよく毛が茶色に
なってしまうそうだ。

早く保護しないといけないが
少しでも近づくと、すぐ逃げられた。

もう一度見つけて、捕獲機を仕掛けた。

すぐご飯の匂いに興味を示して
中まで入ってくれたが・・

あれ？ステップを踏まずに全部食べた！

賢い子で、捕獲機を閉める
ステップをわざと避けていた。

もう一回チャレンジして、今回は
ステップにちゅ〜るをいっぱいかけてみた。

そしてまた踏まずに食べまくった。
まさか捕獲が失敗で終わる？と
心配し始めたら

がちゃん

やった！やっと踏んでくれて
保護に成功した！

依頼した大学生は病院に連れていく
つもりだったが、この子は状態がかなり
悪く、手がかかりそうだったので
こちらが介護を引き受けた。

嬉しい事になんと大学生は里親に
なって家族として迎えたいと言ってくれた！

そして、翡翠という
素敵な名前をつけてくれた。

翡翠は、他の猫に噛まれたのか
首に大きな傷があった。
口もひどく炎症していて
その痛みであまりご飯が
食べられない状態。

病院で抗生剤とステロイドの注射を
打ったらご飯をまた食べられるように
なって、今は抜歯の手術に向けて
栄養状態の改善を頑張っている。

元気になったら、里親のお家でずっと
のびのびと幸せに暮らせるから
治療を頑張ろうね、翡翠！

保護が無事に間に合って、すぐ一生の
お家が決まるなんて、本当に幸運の子。

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