余命数週間、末期癌の猫が掴む最期の幸せとは
余命数週間、末期癌の猫が掴む最期の幸せとは
2022年8月15日
ダンテもし後数週間しか生きられなかったら
残り少ない時間はどう過ごしたら
一番幸せだと思います?
治療不可能の末期癌の猫が多い沖縄で
その質問の答えを、眠れない夜を
過ごしながらよく探しています。
この子は弁当屋さんの前でひどく
弱っているところを見つけた方に
一時的に保護してもらって引き受けました。
扁平上皮癌という皮膚癌で鼻と口が溶けて
身体は餓死に近い骨と皮だけの状態・・
想像を超えるほど辛いはずなのに
名前を呼ぶと「にゃ!」と元気に返事して
足にスリスリして一生懸命甘えてくれます。
その強さを尊敬して、マウイと名付けました。
ディズニーのモアナで日本でも知っている人は
多いと思いますが、マウイはポリネシアの
神話の大英雄で力の象徴。この子にぴったりな名前。
鼻と口の扁平上皮癌は非常に厄介で
表面に少し出ている段階なら手術はできるが
顔が溶けるほど深く進行したら、
到底治療不可能だと言われています。
マウイにできることは、痛み止めで痛みを消して
ステロイドで元気をつけること。そして毎日
愛情をいっぱい注いでどうか生きていて良かったと
思わせるように頑張ることだけ・・
こんな無邪気な子はなんで
苦しまないといけない?
なんで死なないといけない?
野良猫の現状の残酷さに毎日心が
痛んでいます。どんなに助けたくても
そばにいてあげることしかできなくて・・
日々顔がなくなって、食欲が減って
もう長くはない・・痛み止めのおかげで
幸いなことにあまり痛くはなさそうだが
癌がもう進行しすぎて身体の栄養を
奪っているからどんなに食べても
毎日餓死に近づきます・・
辛くても、毎日日向ぼっこをして
好きな人に甘えて、美味しいご飯を食べて
小さなこと一つずつにマウイは幸せを感じています。
君は本当に強い子だよ、マウイ。
毎日誇りに思っている。
天使になる日が近づいてきたが
最期の最期までそばにいるよ。
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