猛暑の中倒れていた4匹の子猫の救助
猛暑の中倒れていた4匹の子猫の救助
2024年9月12日
ゆい古い二世帯住宅から状態の悪い
子猫たちを捕獲している時、
二階に上がる階段になにかを見つけ、
よく見ると子猫の切断された手・・
びっくりして転げ落ちるところだった。
なぜ手が?手以外は?その子猫は?と
もしかして二階にも他に猫がいる
のではないか?と思い階段を登った。
二階に上がるとまだ赤ちゃんサイズの
子猫たちがぐったりと倒れていた。
二階の家の玄関が開いていて
中からテレビの音、そして犬が出てきた。
赤ちゃん猫たちを保護することを伝えるため
「すみませーん。こんにちは」と声をかけた。
一向に姿を現してくれない住人
呼びかけに無視していたのだろう
しかし赤ちゃん猫たちを救うには
敷地内に入る必要があり許可が必要だった。
数十回目の声かけでやっと出てきてくれたが
ご立腹な様子だったので手短に用件を伝え、
住人の返事は予想していた通り
「勝手に連れて行け」とのことだった。
二階の住人曰く、「飼い猫は一匹
他は勝手に住み着いた野良猫で困っている」
多頭飼育崩壊は高齢者がほとんどで
お金も車もなく誰かが助ける必要がある。
今回の現場も高齢で一人暮らし
クーラーもなく生活も大変そうだった。
行政に相談しても飼い猫だから
なにもできないと言われ、
飼い猫じゃないと言うとエサを
あげないでと言って状況が変わらない…
結局、私たちのような活動をしている
民間人が行政の代わりに助ける以外に方法がない。
今後、住み着いている猫と飼い猫の
避妊手術をしていくことになった。
赤ちゃん猫は十分に栄養が摂れておらず
肋骨が浮き出ている子も…
「生きようね!」と声をかけて
一匹ずつキャリーに入れていく。
見落としが絶対ないように
長く隅々まで探して
壁に隠れている1匹も
無事に見つけて救助できました。
酷い下痢でごはんも食べられず
毎日命が消えてなくならないように
朝早くから夜中まで必死に
お世話を続けて、やっと体調が回復してきた!
現在はごはんをたくさん食べて
まるまるとした可愛らしいお腹に
いつも癒されている。
雪に包まれた冬の真っ白な景色が
春の到来で緑へと変わるように
この子たちの猫生も季節のように
大きく変わりました。
そう思いながら
四匹に四季の名前をつけました。
スプリング
サマー
オータム
ウインター
4匹とも病気が完治して
可愛い本来の姿も
視力も取り戻しました