交通事故？喧嘩？人に助けを求めてきたキジ猫

ダンテ 2022年3月12日

ツイッターに尻尾先が怪我している
キジ猫がいるという通報が来た。
本人は通り過ぎて見かけただけで
詳しい情報はなかったが
どうにか見つかることを信じて
レスキューしに向かった。

とても広い住宅街で猫が
隠れる場所は本当にキリがない。

100台以上もの車の下を見て
周辺を回って長く探しても
どこにも猫の気配がなかった。

見つかるまで探し続けるしかないと
次の日また現場に向かった。

そして、駐車場で探したら
急に白猫が飛び出してきた。
様子を見てみたら、そこの隣の
車の下から、怪我している
猫の尻尾が見えた。

キジ猫だ！
やっと見つけた！と
喜ぶ間も無くキジ猫が
白猫と一緒にパッと逃げて
別の車の下に姿を隠した。

追いついてすぐ捕獲機を仕掛けた。
そしてしばらく待って
「全然出てくれない」と
思ったら次は遠くから猫の
発情の鳴き声が聞こえた。

あれ？様子を見に行ったら
その２匹がもう道路の向こう側の
住宅街まで逃げていた。

捕まえるのにかなり苦戦しそうだが
ひどい怪我にも関わらずまだ
走り回る元気があってよかった。

ちゅ〜るで捕獲器までおびき寄せて
少しずつ入ってくれたが、
警戒心が強く美味しいものを
使っても奥までは入ってくれず。

そして、捕獲機のステップを
踏まずに全部食べ終えて
「お腹いっぱい、バイバイ」
と自慢顔で遠くまで逃げて
顔を舐めて洗っていた。

せっかく見つけたのに
失敗で終わった・・
でも場所は確認できたので
成功するまで頑張るのみ！

次の日に行ったらすぐ見つけて
今回は逃げ回らず、助けを
求めているかのように
近づいてきてゴロゴロし始めた。

怪我の痛みが辛くてどうにか
解放して欲しかったのだろう・・

捕獲器を使わず、手で撫でて
少し安心させてから腕に運び
無事に保護ができた。

キャリーがガチャンと
閉まる音がした時
安心感が身体中に走った。

すぐ病院に連れて
しっぽちゃんを先生に
診てもらった。
怪我があまりにもひどく
治らないので尻尾先を
断尾する手術が必要だって。

急いで月曜日に手術することに
なって、今はオペに向けて
美味しいものを食べさせて
体力をつけている。

あと少しで痛みから
解放されるから
頑張ろうね、しっぽちゃん！

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