何に襲われた?全身麻痺の子猫の救出
動物に襲われた?全身麻痺の子猫の救出
久高 ダンテ 2026年6月25日
怪我して体が動かない子猫を
駐車場で見つけて拾ったが
飼えないと、保護依頼が
メールに届き、
寝たきりの状態で
必死にご飯を舐めようと
頑張っている姿を
動画で見ると目が潤んだ。
首と腰に深い傷が見えて
感染症で死ぬリスクが高いから
一刻も早く施設に連れてきたもらった。

牙に刺されたような
細長い穴が首に二つ空いていて
その距離と大きさを考えると
他の猫に襲われたと思われる。
今は子猫シーズンで
発情中のオスが縄張りで争ったり、
交尾する際にメスの首を噛んだり、
近くにいる子猫を襲ったりする事件が多く
この三毛猫はその犠牲の1匹だろう。

生後3ヶ月ぐらいで
本来は、元気に遊び回って
いっぱいはしゃぐ月齢なのに
急に襲われて、体を振り回されて、
体がいうことを聞かなくなる
致命的な傷を負うなんて
この子の痛みと絶望は
計り知れない。

こんな状態だと、気力を失って
生きようとも思えず
ご飯を拒否する人間も動物も多いが
この子は、強い目力でご飯を食べて
「生きたい」「障害に負けない」
と燃えているような視線で
見返してくれる。
その強さと希望に
ただただ感動した。

首の傷口がもう膿んでいて
先生は膿を出して
綺麗に洗浄してくれた。
敗血症で死ぬリスクが高かったが
抗生剤が無事に間に合って
1週間の治療で傷が綺麗になった。
レントゲンでは骨折が見つからないが
体が動かせないこと、
首を激しく噛まれたことから
神経が相当ダメージを
喰らったと思われる。

昔『アルプスの少女ハイジ』
という有名なアニメがあって
その中にクララという、
奇跡的に体の自由を取り戻した
女の子がいた。
調べると、海外では輝かしい
という意味の名前で
こんな絶望的な状況の中でも
暗闇に負けず、希望を抱き続ける
この子猫には、これ以上ぴったりの
名がないだろう。

麻痺には様々な段階があって
全身麻痺で寝たきりと言っても
クララはまだ頭を動かすことも
ご飯を飲み込むこともできて、
足を触ると反射的に動く。
だから、毎日マッサージで
神経を刺激したり、
立って体重を支える練習をさせて
リハビリを頑張ったら
どうにか再び歩けると
心から信じている。

1週間の治療だけで
座らせると、すぐ倒れずに
その姿勢で固まることができて、
頭の回転にも成功している!
後ろ足はまだ反応がないが、
前足で歩こうと頑張っている姿勢があって
将来はその2本の足で体を引きずって
自由に移動できるようになる希望がある。
完治ができなくても、
自分が行きたいところに行ける。
食べたい時に食べられる。
その自由に救われる。
さぁ、クララちゃん
今日もリハビリを頑張ろうね!

