育児放棄された子猫が夢の家族に出会う
育児放棄された子猫が夢の家族に出会う
久高 ダンテ 2026年6月10日
ゴールデンウイークに
庭に住み着いている三毛猫が
子猫を育児放棄して
その子はミルクを飲めず
ぐったりしていると
緊急通報が入りました。
赤ちゃん猫は数時間おきに
ミルクを飲まないと、
すぐ脱水と低血糖に襲われて
命を落としてしまうので
至急施設に連れてきてもらった。

子供の日なのに
親に捨てられて死ぬなんて
本当に最低過ぎて
そんな切ない悲劇で
この子の物語を
終わらせるわけにはいかない。
歯はもう生え始めていて
哺乳瓶をうまく咥えないのに
ご飯を認識していないから
食べることもできないという
子猫の成長で最も難しくて
危険な時期の一つ。

自然界はとても過酷なもの。
育児放棄をされる子の多くは
猫風邪や病気で弱っていて
母猫が育たないと判断したら
母乳と時間を無駄にしないように
弱っている子のお世話をやめて
自然に任せるわけ。
しかし、この子は風邪症状がなく
見た目はどこも悪いところがない。
先生に診てもらっても
やはり病気はなさそうで
ただ沖縄の暑さにやられて
しばらく母乳を飲んでいないと
体調を崩してしまっただろう。

子供の日の鯉が
滝を登り切るように
逞しく育ってほしくて
コイと命名した。
シリンジで一滴ずつ栄養を与えて
毎日指で少しご飯を口に運んで
舐める練習をさせたら
少しずつご飯を認識できるようになって
1週間後には自力で
もぐもぐと食べ始めた!

子猫は免疫が弱くて
すぐ風邪がうつったりするから
2回のワクチンが終わるまでは
お家の部屋でお世話するように
ボランティアさんにお願いした。
猫が大好きな元米軍人で
引退してからは猫が生き甲斐となって
ほぼ毎日施設のお掃除を手伝いに
来てくださっている。
お家に空いている部屋が
あるということで
そこでコイを育て始めた。

そして、さすがに
その可愛さにメロメロになって
「コイ、元気にしている?」と
先週メッセージをしたら
「里親になりたいと決めた」と
すぐ返事が来た。
コイに恋に落ちたみたい

母猫には放棄されたが、
コイは素敵な新しい家族ができて
これからは毎日美味しいのを
いっぱい食べて
安全な部屋でゴロゴロして
夢のような猫生を手に入れた。
コイ、おめでとう!
