血の涙を流す猫、命が助かる唯一の希望にかける
血の涙を流す猫、命が助かる唯一の希望にかける
2022年10月14日
ダンテ助かるかどうか分からない
ギリギリの状態の命。
左目が溶けているこの子は
1ヶ月前に突然に畑に現れました。
保護しに向かって車から出た瞬間
暗闇の中から走ってくる真っ白な姿が
夜間の雪のように優しく儚く見えました。
初対面なのにすぐ足に
スリスリして来ました。
ノミダニもなく、野良猫には
到底見えませんでした・・
まさか顔が溶け始めて飼い主に
畑に捨てられた?
早速病院に連れて瞼と耳の
病理検査を出しました。
やはり恐れていた扁平上皮癌でした・・
瞼が癌に蝕まれ、ずっと血の涙を
流しているというとても可哀想な姿。
眼球まではまだ癌が進行していませんが
手術で救えるかどうかやってみないと
分からない深刻な状態でした。
しかしオペをしないと確実に
死ぬから唯一の希望である
手術にかけるしかなかった。
諦めず明るく前を向いて病気と
闘う姿に感動し「ゆうき」と
名付けました。本当は女の子ですが
それが一番相応しい名前だと思いました。
治療不可能の段階まで進行する前に
一刻も早くオペをしてもらいました。
両耳、そして左目を切除することに
なりましたが、これでゆうきは
微かでも生きる希望を手に入れました。
悲しいことに癌は思ったより深く
進行していて左目の骨が蝕まれていた。
少しでも癌細胞が残っていたら
すぐ分裂を繰り返して再発症するから
先生は手術をする際、癌で溶けている
部分だけではなく、その周りの組織も
とらないといけません。
しかし、骨まで進行していたら
それがとても難しくゆうきちゃんは
再発症のリスクが高い状態・・
オペで上半身の左側から皮膚を
引っ張って目の穴を縫って塞いだから
まだ皮膚が炎症していて、落ち着いて
毛が生えるのに少し時間がかかります。
手術後の見た目を衝撃的だと感じる方も
いると思いますが、ご了承下さい🙏
できる治療はもう力を尽くしたから
後は介護を頑張ってゆうきの
生命力と奇跡を信じるしかない。
もし癌が再発症しても手術のおかげで
数ヶ月は痛みから解放されて穏やかで
幸せな時間が過ごせるはず。
ゆうき、大きな手術を頑張って
君は本当に偉いよ。
そしてとても可愛いよ。
今日もいっぱいご飯を食べて
ゆっくり休んでね。
ゆうきのために優しい応援の
メッセージを下さった皆さん
治療を支援して下さった皆さん
心よりありがとうございます🙏
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