牛小屋に捨てられた黒猫、目が破裂寸前・・命を助けるために緊急手術を
牛小屋に捨てられた黒猫、目が破裂寸前・・命を助けるために緊急手術を
2022年12月4日
ダンテ一人で生きていけない緊急性の高い
重症、重病の猫専門で保護活動をしているから
目が破裂する子は数えられないほど
多く見てきました。
しかし、ここまでひどいのは初めて。
牛小屋の方からインスタに保護依頼が
来た時、自分の目を疑いました・・
眼球がゴルフボールのように大きく
膨らみ、顔から飛び出ている上に
首元までこぼれ落ちてくる膿で
皮膚が一直線に壊死していました。
このままじゃ死ぬ・・
牛小屋の方の話では数週間前に
黒猫が誰かに置かれたらしく
その時は少し目が痒そうでしたが
ここまではひどくなかった。
数日姿を消してまた現れた時
目がとても可哀想な状態になっていて
病院に連れて行きたい気持ちでいっぱい
でも、手術費はとても高く手が出せない
ということで保護依頼がこちらに来ました。
助けを求めているように
牛小屋で初対面すると
すぐゴロゴロしてくれました。
「大丈夫だよ、君。
絶対痛みを取り除いてあげるよ」と
慰めながら背中を撫でました。
野良猫はよくウイルスや猫同士の喧嘩で
目が怪我して、人が蚊に刺された痕を
掻いてしまうように猫も目が痒くて
痛くて、気になるから掻いてしまう。
しかし、猫は比べものにならないほど
爪がとても鋭く菌が多いから掻くと
すぐ悪化してしまいます。
そして更に気になって繰り返して掻く・・
その悪循環で、短時間だけで目が
少し赤い状態から破裂寸前の状態まで
悪化した野良猫は多く見てきました。
牛小屋にいたこの子は
ぎゅうちゃんと名付けました。
牛のぎゅう、そして抱っこのぎゅっ。
甘えん坊の黒猫にぴったり。
傷の感染があまりにもひどく
手術をする前に1週間ほど
抗生剤で感染を抑えました。
そして、昨日はいよいよ目のオペ。
痛みから解放される時が来た。
長い手術となりましたが
無事に成功しました!
目はもう治療ができる段階をはるかに
超えていて眼球摘出が必要でした。
一つの目を失いましたが、不自由はなく
これでもう命が助かり、苦しみのない
平和な日々に戻れます。
ぎゅうちゃん、おめでとう!
一生懸命頑張ったぎゅうちゃんは
家族に迎える方を探しています。
甘えん坊の黒猫を家族に迎えたい方が
いればどうかお問い合わせ下さいね。
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