車に轢かれて生き延びたアリアちゃん、奇跡の回復
車に轢かれて生き延びたアリアちゃん、奇跡の回復
2022年10月28日
ダンテ奇跡だとしか言えません。
ファミマ前の道路で子猫が
後ろ足を引きずりながら
もがいているという通報を受けて
夜間に緊急で保護しに向かいました。
着くまでに通報者に見守ってもらって
道路沿いの木の下で固まっている所を
洗濯ネットで無事に確保しました。
病院のレントゲンで左足は
軽い程度の骨折があることが分かり
後ろ足で歩けないのは交通事故などに
よる怪我のせいだろうとのこと。
先生が脊椎を確認するには
CT検査が必要ですが
その年齢では全身麻酔のリスクが大きく
できないため、様子を見ることになりました。
280gしかない小さな身体で
事故に遭って本当によく生き延びた・・
幸いなことにまだ尻尾と後ろ足は
触ったら反応が見えて「不全麻痺」
という運動機能や感覚を一部残した状態。
初めて見た時、一生歩けないのを
想像して心を痛んでいましたが
これなら絶対まだ希望がある!
不全麻痺でまだ若くて脳の柔軟性があるから
乗り越える可能性があると信じました。
名前は「アリア」にしました。
イタリア語で美しい歌という意味。
怪我で弱っていて声を出す元気がない
この子が回復して元気よく「にゃ!」と
鳴いてくれる希望を込めてつけました。
そして、その前に病気で天使になった
下半身麻痺のフォルテ君がこの子を
助けて欲しくて天国から導いてくれたと
信じて同じくイタリア語の音楽の綺麗な
名前をつけたいと思ったのがきっかけ。
事故の後はまだ身体がショック状態で
ひどく冷えていました。
ガリガリで何日も食べていないんだろう・・
足の回復の前にまずは命の危機を超えないと。
施設に戻ったらすぐ保育器で身体を温めて
自力で食べる元気が戻るまで
毎日給餌し続けました。
身体の自由をなくしたアリアは
ひどく凹んでうつ状態でしばらく
動かなかったが、少しずつ目に
生きる希望が輝き出して
無事に元気が戻りました!
安定してから毎日3回に分けて
麻痺している足をマッサージや
ストレッチで神経を刺激して
体重を乗せて立つ練習を始めました。
第一歩として、ご飯を食べる時
立つことに成功しました!
体重を乗せることに慣れたら
次は足首を曲げる練習を開始。
若い子猫だからすぐ退屈をしちゃって
おもちゃを使ったりしてリハビリを
「遊び」だと思わせて楽しくしました。
最初は完全に後ろ足を引きずって
前足だけで歩いていましたが
日々後ろ足の動きが上手くなって
1ヶ月ではなんと完治しました!!
事故で生き延びて
障害を乗り越えたアリアは
本当に奇跡の子。
事故にあったなんて想像もできないぐらい
何も障害なく自由に走り回っています。
嬉しすぎて何と書けばいいか分からない。
ただ、お疲れアリア!君はすごいよ。
動物に手を差し伸べよう
アマゾンの欲しい物リストから、助けが必要な猫たちに命を支える療法食、猫砂などを届けることができます。保護猫にご飯を寄付する