紐で縛られて虐待された野良のレスキュー
紐で縛られて虐待された野良のレスキュー
ダンテ 2021年8月8日
先月、犬の散歩中にお腹がロープで
縛られている野良ちゃんを八重瀬町の
畑で見かけたという、虐待の目撃情報が
フェイスブックに投稿された。
すぐ昼頃に探しに向かいましたが
畑しかない環境で茂みが多く
どんなに探しても
見当たらなかった。
沖縄の暑い夏の日は猫が
涼しいところに隠れたがるから
夜の方が見つかりやすいと
思い、また夜探しに行った。
運命だと言えるほど運よく
畑道を運転しながら車の
ライトで猫の目の反射が見えた。
もしかしてあの子・・?
窓を開けて懐中電灯を照らしたら
ロープが見えた。確実にあの子だ!
やった!車から出る前に見つかるなんて!
懐中電灯で光っていた血だらけの
傷は本当に深くて、このままだと
敗血症で亡くなっちゃう・・
早く捕まえないと。
ゆっくり車から降りたけど私たちを
見た瞬間あの子が逃げて
暗闇の中に消えた。
捕獲器をかけて離れて
長く待ったがもう遠くに
行っちゃってどこかに隠れていた。
捕獲は失敗で終わった。
人のせいであんなに痛い目に
あったら近づいてこないのは
仕方がない。
でも諦めてはいけません!
翌日、また夜探しに行った。
そして同じ畑道ですぐ見つけた。
また逃げられたが、今回は動きが
もっと遅く痛みから解放して欲しいと
目が願っていたように見えた。
捕獲器をいくつか仕掛けてまた
遠くに車を止めた。人の気配を
感じると警戒して捕獲に近づかない子は
多いので仕掛けて、遠くに車を停めて
捕まるまで30分おきに回って確認する
という作戦。
そして捕獲器に近づいたら
暗闇の中から猫の鳴き声が
聞こえてきた。
え?もしかして捕獲器に入った・・?
懐中電灯の明かりを当てて
あの子の顔が見えた瞬間
全身に安心感と喜びが溢れた。
やった!やっと無事に保護ができた!
早速病院に連れて先生に紐を
切ってもらった。怪我は本当にひどく
何ヶ月もずっとその痛みで
耐えていたと思うと涙が出る。
猫を紐で縛って虐待するなんて
本当に酷すぎる話で怒りが湧くが
闇を闇では消せない。
小さな命を救って世の中に光を
増やすよう活動を頑張るしかない。
苦しみから解放されたから
この子は「カイ」と名付けた。
畑の中にいた時は人が恐怖ですぐ
逃げたのにロープを外したら
びっくりするほど甘えん坊になって
ずっと足にスリスリして
「撫でて!ねぇ!もっと撫でて!」
と求めてくる。
傷がかなり深くて治療は
数ヶ月かかりそうだがカイ君は
毎日前向きに頑張っている。
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