また虐待事件発生、野良猫の親子を救出
また虐待事件発生、野良猫の親子を救出
ダンテ 2021年8月9日
お腹をロープで縛られた
カイ君を八重瀬町で保護した後に
同じように足が縛られている
母猫がいるという目撃情報が
ツイッターから来た。
本人が捕獲しようとしたら
暴れて逃げられたということで
捕獲器を準備して急いで
保護しに向かった。
想像もしたくないが
カイ君を保護した場所に近くて
もしかして同じ人が
八重瀬町の野良猫を
虐待している・・・?
写真で見る母猫の足の
炎症本当にひどく
何倍も大きくなっている。
詳細を聞いたら、5月ごろから
縛られているらしく
何ヶ月も毎日激痛に耐えながら
子供のお世話してきたんだろう・・
本当に酷すぎる話。
現場に着いて近所を長く探したが
ずっと姿を現してくれず失敗に終わった。
カイ君のように警戒心が強く
捕まるまで毎晩通って
頑張るしかなさそう。
翌日行って探しても猫の気配がなく
今夜もダメか・・
と思い始めていたら、遠くから
小さな影が近づいてきているのが
見えた。顔がまだ見えなくても
辛そうな歩き方ですぐ
母猫だとわかった。
お母さんのすぐ後ろに
警戒しながら子猫が
小さな足で近づいてきた。
そしていきなり止まって
お母さんを先に行かせてから
近所の車の下に隠れた。
意外とお母さんよりも
子猫の方が警戒心が強いんだ・・
販売機の下に猫のお皿があって
親子はお店や近所の方からご飯を
もらっていたようだ。
しかし、やはり近づこうとしたらすぐ
逃げられて、捕獲器に入ってもらうしかない。
母猫のいるところに一つ
そして子猫のいる駐車場に
もう一つ捕獲器を仕掛けて
警戒されないように遠くまで
歩いて見守った。
そして30分後確認しに戻ったら
子猫が無事に捕獲器に入っていた!
よし、後はお母さん・・
あ、まだ捕獲器に入らず
販売機のところで
ウロチョロしていた。
やれやれ・・
チュールを出したら少し興味を
表してくれたので次は
チュール作戦でチャレンジ!
捕獲器の奥まで、少しずつチュールで
道を作っておびき出してみた。
警戒しながらなめて逃げて
またなめて逃げてずっとその繰り返し
しかし15分ぐらいやり続けたら
一歩ずつ捕獲器の奥へ
近づけるようになって
後もう少し・・後もう少し・・
ステップの前まで来た。
後は踏むだけだよ!
バン!
ステップを踏んで捕獲器が
大きい音でしまった。
やった!いよいよ無事に
親子の捕獲に成功した!
喜びのハイタッチをして
すぐ車に乗せた。
もう真夜中で病院が
閉まっていたので
とりあえず帰って
翌朝連れて行った。
幸い子猫の方は何も病気と
怪我がなくとても健康状態が良かった。
しかし、母猫の足は本当に
状態が酷かった。
骨が飛び出ているほど傷が深く
しかも骨が折れていた・・
紐で縛った犯人が折ったか
足が痛くて母猫が暴れて折れたか
原因は分からないが、治療が難しく
足を切断する必要があるかもしれない。
とりあえず無事に保護ができて
命が助かって何より。
結婚式場の裏で保護したので
母猫の名前は「ヴェール」
そしてタキシードからとって
子猫は「シード」と名付けた。
人のせいでとても辛い目にあったから
母猫はまだ人がとても怖くて
しばらくはケージの奥に隠れて
震えるほど怯えていたが
少しずつ心を開くようになって
今は近づいてご飯をあげても逃げない。
後数週間があれば、触れるようになるはず・・
痛い思い出の多い過去を忘れるぐらい
これからはいっぱい幸せになってほしい。
一緒に頑張ろう、ヴェール、シード!
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