牛小屋に捨てられた黒猫、目が破裂寸前・・命を助けるために緊急手術を
![gyuu-blog-slider](http://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/12/gyuu-blog-slider.jpg)
牛小屋に捨てられた黒猫、目が破裂寸前・・命を助けるために緊急手術を
2022年12月4日
ダンテ一人で生きていけない緊急性の高い
重症、重病の猫専門で保護活動をしているから
目が破裂する子は数えられないほど
多く見てきました。
しかし、ここまでひどいのは初めて。
牛小屋の方からインスタに保護依頼が
来た時、自分の目を疑いました・・
眼球がゴルフボールのように大きく
膨らみ、顔から飛び出ている上に
首元までこぼれ落ちてくる膿で
皮膚が一直線に壊死していました。
このままじゃ死ぬ・・
![](https://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/12/gyuu-blog-1.jpg)
牛小屋の方の話では数週間前に
黒猫が誰かに置かれたらしく
その時は少し目が痒そうでしたが
ここまではひどくなかった。
数日姿を消してまた現れた時
目がとても可哀想な状態になっていて
病院に連れて行きたい気持ちでいっぱい
でも、手術費はとても高く手が出せない
ということで保護依頼がこちらに来ました。
助けを求めているように
牛小屋で初対面すると
すぐゴロゴロしてくれました。
「大丈夫だよ、君。
絶対痛みを取り除いてあげるよ」と
慰めながら背中を撫でました。
![](https://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/12/gyuu-blog-3.jpg)
![](https://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/12/gyuu-blog-7.jpg)
野良猫はよくウイルスや猫同士の喧嘩で
目が怪我して、人が蚊に刺された痕を
掻いてしまうように猫も目が痒くて
痛くて、気になるから掻いてしまう。
しかし、猫は比べものにならないほど
爪がとても鋭く菌が多いから掻くと
すぐ悪化してしまいます。
そして更に気になって繰り返して掻く・・
その悪循環で、短時間だけで目が
少し赤い状態から破裂寸前の状態まで
悪化した野良猫は多く見てきました。
![](https://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/12/gyuu-blog-5.jpg)
牛小屋にいたこの子は
ぎゅうちゃんと名付けました。
牛のぎゅう、そして抱っこのぎゅっ。
甘えん坊の黒猫にぴったり。
傷の感染があまりにもひどく
手術をする前に1週間ほど
抗生剤で感染を抑えました。
そして、昨日はいよいよ目のオペ。
痛みから解放される時が来た。
![](https://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/12/gyuu-blog-8.jpg)
長い手術となりましたが
無事に成功しました!
目はもう治療ができる段階をはるかに
超えていて眼球摘出が必要でした。
一つの目を失いましたが、不自由はなく
これでもう命が助かり、苦しみのない
平和な日々に戻れます。
ぎゅうちゃん、おめでとう!
一生懸命頑張ったぎゅうちゃんは
家族に迎える方を探しています。
甘えん坊の黒猫を家族に迎えたい方が
いればどうかお問い合わせ下さいね。
![](https://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/03/dante-blog4.png)
動物に手を差し伸べよう
アマゾンの欲しい物リストから、助けが必要な猫たちに命を支える療法食、猫砂などを届けることができます。保護猫にご飯を寄付する
![amazon-list-slider](http://animalforest.org/wp-content/uploads/2022/06/amazon-list-slider.jpg)