七夕に胎盤がついたまま緊急保護したおりひめ、星空へ戻った
七夕に胎盤がついたまま緊急保護したおりひめ、星空へ戻った
ダンテ 2022年2月16日
2年前の七夕に、胎盤がついたまま
放置されて、一生懸命生きようと
もがいていた三毛の赤ちゃんを
緊急保護した。
その名は、おりひめ。
自分も七夕が誕生日でその日に
出会って命を救えたのは
運命だとしか思えない。
赤ちゃんが育児放棄される
一番の理由は、母猫が病気や
障害に気づきこの子は
生き延びないと判断し
他の子の生存を優先し
放っておくからだ。
だから、育児放棄される幼猫は
生存率が低く、生まれつきの病気で
亡くなる子がとても多い・・
普段は放棄されたらそのまま
固まって助けられるか死ぬかを
待つのみ。
でも、おりひめは違う。
歩けないのに
一生懸命もがいていた。
生きようとしていた。
その強さは、赤ちゃんで初めて見た。
そして、毎日いっぱミルクを飲んで
無事にすくすく育った。
保護した時から、同じく運命を
感じてずっと「家族にしたい!」と
毎日インスタのストーリーで成長を
見守ってくれた里親さんにもらわれて
この子は、一生幸せだと信じていた。
手の平よりも小さい80gの身体が
5キロまで大きくなって
まさかこの子が病気になるとは
思えなかった。
だから、病院の診察中里親と獣医師から
FIPが発症しているとの電話があった時
信じられなかった。
FIPを治療で治せる時代だし
おりひめはとても強い子だから
絶対間に合って命が助かると思っていた。
でも、ウイルスの進行があまりにも早く
虹の向こうへと旅立った。
苦しまずに、嘘のように一瞬で
穏やかに逝った。
七夕に生まれて
バレンタインに星空へ戻って・・
これも運命なのかな?
保護動物たちはみんな自分にとって
大切な子供。そして同じ誕生日があって
自分の手で救って育てたおりひめは
特別に思い出深くて、亡くなったなんて
まだ受け入れられない。
一年半という短い猫生だったけど
おりひめは間違いなく幸せだった。
毎日里親にいっぱい可愛がられて
渡嘉敷島で保護した妹の蓮ちゃんと
いつも仲良くして、そして家族全員に
愛されていた。
天使になって、一人ぼっちで
死ぬはずだったおりひめが
一年半でもいっぱい幸せになって
出会って本当に良かったと思う。
生まれ変わるのを待っているから
今年の七夕にまた会いに来てね、おり。
何回でも拾って大切に育てるから。
大好きだよ
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